スプレッド名:相手の気持ちスプレッド(5枚)
カード配置と意味
1枚目:現在の相手の気持ち
2枚目:相手があなたに見せている態度(表面的な様子)
3枚目:本心(潜在意識)
4枚目:相手の望んでいる関係性・未来像
5枚目:2人の関係を進めるためにできること(アドバイス)
このスプレッドが向いているシーン
・片思い/復縁/進展のない恋
・相手の本心が見えないと感じているとき
・関係を深めるためにどうすればいいか迷っているとき
読み方のヒント
カード1と2のギャップを見て、「態度と本音の違い」を捉えます。
カード4が現実的でない場合は、相手の理想像か願望として理解し、アドバイス(5枚目)で現実との橋渡しを探します。
仕事・キャリアテーマのリーディング例
スプレッド名:キャリアバランス診断(6枚)
カード配置と意味
1枚目:現在の仕事に対する自分の姿勢・向き合い方
2枚目:今の仕事の環境や評価(外側の状況)
3枚目:今抱えている課題・プレッシャー
4枚目:本当は大切にしたいこと(価値観や理想)
5枚目:今後半年以内に起きやすい展開(未来の傾向)
6枚目:自分らしく働くために心がけたいこと(アドバイス)
このスプレッドが向いているシーン
・今の仕事を続けるべきか迷っている
・転職、独立などキャリアの転機を前にしている
・働くことに疲れを感じている
読み方のヒント
カード3と4が対立している場合は、現状と理想が乖離している可能性があります。
カード6は、そのギャップをどう調整するかの「自分への指針」として受け取りましょう。
人間関係テーマのリーディング例
スプレッド名:関係の本質を読み解くスプレッド(5枚)
カード配置と意味
1枚目:あなた自身が相手に抱いている意識・期待
2枚目:相手があなたに抱いている意識・態度
3枚目:2人の間に存在している見えない力・テーマ
4枚目:関係のこれまでの経緯(過去の影響)
5枚目:この関係性を健全に続けていくためのヒント
このスプレッドが向いているシーン
・家族や友人とのわだかまり
・パートナーや上司との関係のもつれ
・「なぜか気になる人」とのつながりの意味を知りたいとき
読み方のヒント
カード3は特に大切な「無意識の結びつきや葛藤」を示します。
カード5は、受け身であるよりも「自分から働きかける」具体的な一歩として受け取るのが効果的です。
応用:テーマ別スプレッドを自分で設計するためのコツ
1.カード1枚につき「ひとつの問い」だけを割り当てる
→「この人の気持ち」+「今後どうなる?」は2枚に分ける
2.時間軸を入れると流れが見える(過去・現在・未来など)
3.内面と外面、感情と行動など、2面性を意識する
4.アドバイスカードを必ず1枚添える
→全体の流れを肯定的に受け取るための「結びのカード」として
実践のヒント:テーマを「広げる問い」で整理してから占う
たとえば、「職場でつらい」という相談があった場合、
問いを少し掘り下げるだけで、スプレッドの質も変わります。
● 例:「なぜつらいのか?」→
・環境の問題か
・人間関係か
・やりがいの低下か
→ この3つに分けて3枚で展開するだけでも、明確な気づきが得られます。
まとめ:スプレッド設計は「問いを分解する技術」
カードの枚数は多ければよいというものではありません。
大切なのは、ひとつひとつのカードに「何を聞いているのか」を明確にして展開することです。
カードが教えてくれるのは、「すでに自分の中にある答え」。
スプレッドとは、それを可視化する地図のようなものです。
